発育の特徴を4つに分類してグラフ化したもの

子どもの成長は、年齢によってどの要素が発達しやすいかが変わってきます。
スキャモンの発育曲線とは、それらを4つに分けてグラフ化したものです。
このグラフを参考にすることで、○○歳のときはこんな運動をさせると発達しやすいんだな、と遊びの内容や運動のメニュー作りに活かすことができます。
①リンパ系型
免疫力を向上させる扁桃、リンパ節などのリンパ組織の発達を示します。生後から12~13歳までにかけて成人のレベルを超えるほど急激に発達成長し、徐々に成人のレベルに戻っていきます。
②神経系型
生まれてから急激に発達し、4~5歳までに成人の80%、6歳には90%に到達します。
いわゆる運動神経などもこの神経系型に含まれます。
③一般型
身長・体重・胸腹部臓器の発育を示します。乳幼児期・第二次性徴期に急激に発達し、思春期以降に発育のスパートを迎えます。
④生殖器系型
男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮などの発達を示します。14歳あたりから急激に発達します。性ホルモンの分泌も多くなります。
このグラフの神経系型のグラフを見ると、最も神経系が発達するのが5歳前後で12,13歳になると成長が止まり成人と変わらない状態になるのが分かります。
つまり将来運動能力に優れた子どもに育てるためには、2~13歳の神経系が発達する時期の過ごし方が非常に大切だということが分かります。
Blog By 元海 俊平 FitnessSceneパーソナルトレーナー
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