日本では練習量は多ければ多いほどいいという風潮があるが

前回の記事で、アメリカではスポーツを複数掛け持ちするのは当たり前というお話をしました。
つまり日によってベースボールをやったりアメフトをやったりするわけです。
「それで上手くなれるの?毎日同じスポーツをやった方がいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、その答えは現在のアメリカのプロスポーツを見れば明らかですよね。
つまり学生時代ベースボールの練習は週3しかしていなくても、プロになって毎年数十億円稼ぐような選手が生まれているわけです。
野球を例に出すと、日本でも中学くらいまでだと学校の部活に参加する方法と、シニアやボーイズといった地元のクラブチームに参加する方法があります。
中学の部活はほぼ毎日練習しますが、クラブチームは練習は週3~4ぐらいというチームが多いです。
でも不思議と、練習の日数は少ないはずのクラブチームの方が上手い選手が多かったんですよね…。これは当時から不思議でした。
もちろん他の要因も考えられます。学校の先生が教える部活と専門のコーチが教えるクラブチームとの指導力の差や練習の質・チーム練習以外の所でどれだけ努力をしているかなどなど。
そういえば最近面白い話を耳にしました。
今年は新型コロナウイルスが原因で日本でも部活が禁止されたりしましたよね。
自宅で自主トレするにしても練習量は確実に減ったわけです。
なのに、なぜかそれで球速が上がったピッチャーの子がいたそうです!
不思議ですよね、練習量が減って速い球が投げれるようになったんですよ!
もしかしたら普段から練習のし過ぎで疲れがたまっていたところ、休養することで回復してコンディションが良くなったのかもしれません。
どんな要因にせよ、この選手にとって練習量が減ったのが良い方向に影響したのは事実ですよね。
私たちの会社でもリモートが多くなったりと働き方革命が起きているように、これから部活革命も起きるやもしれませんね。
Blog By 元海 俊平 FitnessSceneパーソナルトレーナー
コメントをお書きください