【ボクシング】パンチ力強すぎるのも考えもの

パンチ力強すぎる

こんにちは!

5年前に関節技で僕の右肩を壊した奴のことは一生許しません。末代まで語り継ぎます。

 

アスリートの抜群な身体能力、筋力は時として悲惨な事故、ケガを招きます。

 

今回は、そんな実例を二つ挙げていきます。

 

一つ目は、『マスコット顎粉砕事件』です。

 

この事件の名前は僕が勝手につけただけなのですが、字面以上に恐ろしい事故です。

 

2018年に当時、WBC世界ヘヴィ級チャンピオンであったデオン・ワイルダー選手が、アメリカのとあるテレビ番組に出演したときのお話です。

 

ワイルダー選手は、自身が出場する試合のプロモートも兼ねて、番組に出演していました。

そして番組中に着ぐるみを着たとあるマスコットキャラクターが登場し、司会者はワイルダー選手に「コイツを好きに殴ってくれたまえ」と狂気の提案をしました。

 

ワイルダー選手はなぜかそれに応え、右ストレートをマスコットの顔面に叩き込んでしまったのです。

 

マスコットキャラクターは真後ろに転倒。スタジオ内は笑いに包まれましたが、後日、「マスコットキャラクター」の顎が骨折していたことが発覚したのです。

ワイルダー選手は謝罪し、自身が出場する試合のチケットをプレゼントしたそうです。

 

二つ目は、『リストン肩脱臼事件』です。

 

1964年、カシアス・クレイ(後のモハメド・アリ氏)対ソニー・リストンの試合で起こったパンチ強すぎ事件です。

 

リストン氏は当時、史上最強のハードパンチャーとして知られ、恐れられていました。それに挑むのは、ヘヴィ級とは思えないほどのスピードと身軽さを備えたクレイ氏。

 

試合はクレイ氏の勝利に終わっていますが、この試合中にリストン氏はなんと、肩を脱臼していたのです。

 

その理由についてはいくつか説がありますが、そのどれもがリストン氏のパンチ力が強すぎるが故に起こったとしています(大振りしすぎて空振ったときに肩が外れた説、渾身の一撃をクレイ氏にパリングされて肩が外れた説等々)。

 

プロアマ、あるいは趣味やダイエットでボクシングを行っている方でもパンチ力が強すぎるってのは考えものです。

 

試合に出るつもりはなくとも、人を殴るつもりではなくとも、案外ちょっとしたことでケガするなんてのはよくあることです。

 

パンチの練習はしない方がいいだなんて言いませんが、ケガには十分に気をつけてくださいね。