総合格闘技でタップしないのは褒めることなのか?


総合格闘技でタップしない

総合格闘技には絞め技・関節技というものが存在し、技を極められて限界になったら相手の身体やマットをトントンと叩いて「タップアウト(ギブアップ)」をします。

こうすることでケガや事故などを防ぐのですが、先日のRIZINで行われた朝倉未来対クレベル・コイケ戦で賛否両論となる出来事が起こりました。

 

クレベル選手が絞め技・関節技が得意な柔術の選手だということもあり、試合前の煽りVTRでも朝倉選手は「俺はタップはしない」と発言。

実際試合が始まって2ラウンド目にクレベル選手の三角締め(両脚を使って相手の首を絞める)が極まったのですが朝倉選手はタップをせず、そのまま失神KOになってしまいました。

「タップしない根性がすごい」といった声もありましたが失神は非常に危険です。

今回、技をかけたクレベル選手に非はありません。相手がタップをしてレフェリーが試合を止めるまで勝ちにはなりません。相手を心配して技を止めてしまうと反撃されて負けてしまうかもしれないので、試合が決まるまで技を解くことはできないのです。

 

総合格闘家は本来、普段から絞め技の練習をしているので「この極まり方だと抵抗しても外せないな」ということも経験則で分かります。そのためその時点で早めのタップをすることが自分の身を守ることにも繋がります。

今回は絞め技でしたが、以前あった青木真也対廣田瑞人戦では青木選手が廣田選手の腕を完全に極めていましたが廣田選手はタップせず。そのまま骨折して見込み一本で青木選手の勝利となりました。

 

総合格闘技はあくまで格闘技であってケンカではありません。自分の身を守ることも考えて適切な判断をしましょう。