ボクシング漫画おすすめ

ボクシング漫画のおすすめ

ボクシングを主題に据えた創作物はたくさんありますよね。

 

その中には読む人の心を強く動かし、時には「俺もボクシングやってみたい!」なんて気にさせる名作があります。

僕もそれでボクシングを始めたクチです。

 

今回はボクシング好きなら読んでおくべき『ボクシング漫画おすすめ』を5つ紹介いたします!

はじめの一歩

はじめの一歩

まず一つ目のおすすめは『はじめの一歩』です。

言わずと知れたボクシング漫画の代表作といえばこれ。

 

1989年から週刊少年マガジンで連載を開始しており、なんと現在まで続いているご長寿漫画となっています。

巻数は120巻を超えるほど。

 

イジメられっ子だった主人公がボクシングと出会い、ひたむきに努力を重ねていき、幾人ものライバルたちと死闘を繰り広げる……という内容となっています。

 

死に物狂いに努力し続けることの大切さを学ばせてくれるこの漫画は、世代を超えて愛されている名作であります。

 

この漫画を通してボクシングを知ったという方も多いのではないでしょうか。

何なら『はじめの一歩』がキッカケとなってボクシングのプロ選手になった方もいらっしゃるくらいでしょう。

 

ちなみに僕のベストバウトは、鷹村さんVSゴールデン・イーグル戦です。

グラップラー刃牙

グラップラー刃牙

そして二つ目のおすすめは『グラップラー刃牙』シリーズです。

僕的には男性知名度100%、女性知名度2%くらいに偏る漫画だと思っています。

 

1991年から週刊少年チャンピオンにて連載されているこれまたご長寿漫画ですね。

 

「地上最強の生物」と呼ばれる父(アメリカはこの人物たった一人に対して友好関係を結んでいる)を倒すため、主人公は様々な強敵に立ち向かい『強さ』の頂点を目指していくという内容となっています。

 

正直なところボクシング漫画として紹介するにはボクシング要素が薄く、無理がある様に感じられる漫画ですが、ボクシングに限らない格闘技全般に通ずる魅力がこの漫画にはあります。

 

作者の格闘哲学が前面に押し出されたこの漫画は、他とはまた違った視点から腕っ節的な意味での『強さ』を独特な魅力で描いており、格闘の道を志す人には是非読んでいただきたい漫画となっています。

ライスショルダー

ライスショルダー

三つ目のおすすめは『ライスショルダー』です。

これ結構おすすめです。

 

当作品は、2007年から2013年までモーニングという漫画雑誌にて連載されていました(全18巻)。

 

岩手県のとある田舎町に住む主人公の女の子には、圧倒的な体格と腕力があった。なんと地元の相撲大会で男性陣を押し退けて優勝、横綱の地位を築くまでに。主人公はその才能を活かして女子ボクシング界に殴りこむ、といった内容です。

 

当作品はボクシング漫画の中でも異例の女子ボクシングに焦点を当てた漫画であり、その女子ボクシングに焦点を当てた漫画の中でも特に異例な女子ヘビー級にフォーカスした漫画となっています。

まさに異例中の異例ですね。

 

それにただ設定が珍しいだけではなく、実際に日本女子プロボクシング界が抱えている問題にも触れていたりと、かなり現実に即したネタが含まれていたりもします。

 

コメディ調の軽快な展開も魅力的で、女子ボクシングにあまり興味が無い方にもおすすめの漫画ですよ。

リングにかけろ

リングにかけろ

四つ目のおすすめは『リングにかけろ』です。

もしかすると好き嫌いの分かれる漫画かもしれません。

 

1977年から1981年まで週刊少年ジャンプにて連載されていました。

実はこの『リングにかけろ』の作者は、『男坂』や『聖闘士星矢』を手掛けた方でもあります。

 

主人公は気弱な少年。だが、プロボクサーだった亡き父の遺志を受け継ぎ、姉の教えに従って世界チャンピオンの座を勝ち取るべく努力していく、という内容の漫画作品となっております。

 

当作品の序盤は王道のスポ根漫画といった内容で、特にこれと言って変わった部分も無かったのですが、物語の途中から様相が変わってきます。

 

なんと登場人物たちがドラゴンボールさながらの必殺技を放ち始めるのです。

あるいはキン肉マンシリーズに登場する『超人』的とでも言うべきなのでしょうか。

 

あまりに現実のボクシングと乖離した演出がウケる方もいれば、あまりハマらない方もいらっしゃるのでそこは注意かもしれません。

 

ですが、現実離れした内容こそが当作品の魅力なので、一度は手に取って読んでいただきたいですね。

人間処刑台

人間処刑台

そして最後に紹介いたしますおすすめは『人間処刑台』です。

なんだか物騒なタイトルですね。

 

一応、ホラージャンルに属しているらしいのですが、全然怖くないので安心してください。

 

当作品を執筆したのは大石圭という方で、伝説的ジャパニーズホラー傑作である『呪怨』も手掛けております。

 

ええ、そうなんです。

「おすすめボクシング漫画」というタイトルを銘打っておきながら、今回紹介する『人間処刑台』は小説なんです。

ごめんなさい。

 

ですが、どうしてもおすすめしたいので紹介いたします。

強行します。

 

地位も名誉もお金も要らない。ただ一つだけ、「強さを証明したい」という欲望に取り憑かれた者たちによるアンダーグラウンドでの格闘ドラマは、惨たらしくも美しく、活字のみでも圧倒される強烈な世界観が魅力的な作品です。

 

当作品に登場する人物は元プロレスラーであったり元総合格闘家であったり空手家であったりなど様々な経歴を持っていますが、主人公は元プロボクサーです。

そのボクシングの経験や技量を活かして戦う様は小説でありながら、映画でも見ているかのような臨場感に満ち満ちています。

 

文学青年(自称)の僕ではありますが、当作品ほど「格闘技がしたい!」と思わせるような作品には出会ったことがありません。

グロテスク、性的な表現が含まれていますので、苦手でない方は是非読んでみてください。

あのボクサーも読んでいたボクシング漫画

ボクシング漫画がきっかけでボクシングを始めたという人も少なくはないでしょう。

みんなが知っている有名ボクサーでもそういう方は多いようですよ。

特に先ほど紹介した『はじめの一歩』や『あしたのジョー』などはボクシング界にもファンがたくさんいます。

そのほかにも有名ボクサーの方がオススメする漫画を紹介していきましょう。

がんばれ元気

この漫画は東京オリンピックで金メダルを獲得したことが記憶に新しい入江聖奈選手がボクシングを始めるきっかけとなりました。

カエル好きなのが話題になりバラエティ番組などにもよく出演していますね。

 

『がんばれ元気』は1976年から1981年まで週刊少年サンデーにて連載されており、1980年にはアニメ化もされています。

入江選手は2000年生まれなので生まれる前の漫画ですがお母さんが単行本を持っていたそうですね。

小学2年生のときにがんばれ元気を読んだことをきっかけにボクシングジムに入部したそうです。

ちなみに聖奈(せな)という名前の由来はF1レーサーのアイルトン・セナとのこと(ボクサー関係ないんかーい!)

 

内容としては主人公堀口元気のお父さんはシャーク堀口というリングネームで活躍するプロボクサー。

だが天才ボクサー関拳児との試合で帰らぬ人となってしまう。

その後元気は父の夢を実現するためにボクシングの練習をしていた。

世界チャンピオンとなっていた関を倒すべく、元気はプロボクサーを目指す…といったストーリーとなっています。

 

時代としては少し前まではスポーツ漫画というといわゆるスポ根漫画が主流でした。

同じようなあらすじだとしても「父を殺した敵に復讐する」といった話も少なくありませんでした。

ですがこの漫画は根性や気合いという感じではない明るいスポーツ漫画とも言えます。

最後にお父さんと戦った関を復讐相手ではなく目標としてボクシングに励むのです。

また、これまでは『あしたのジョー』の丹下段平や『巨人の星』の星一徹のように「師匠が果たせなかった夢を弟子に託す」という作品が多くありましたが、この漫画はそうではありません。

スポーツ漫画のひとつの時代が変わったタイミングでもありますね。

 

私はこの漫画の世代ではありませんが、内容を少し見て思ったのは野球漫画の『MAJOR』に似てるなーということです。

『MAJOR』も主人公の吾郎が子どものときに父親を試合中の事故で亡くし、その事故の相手と同じ舞台でプレーをすることを目標に野球をします。もちろん復讐目的などではありません。

掲載雑誌も同じ週刊少年サンデーなので受け継がれているものがあるのかもしれませんね。

 

 

余談ですが主人公の堀口元気は入江選手と同じフェザー級です。

 

ろくでなしBLUES

現在40歳前後の人にとっての青春でしょうか。

人気YouTuberでもあるプロボクサー細川バレンタインさんもろくでなしBLUESについて熱く語る動画を公開しています。

 

作者は『ROOKIES』『べしゃり暮らし』でも有名な森田まさのりさん。

ジャンルとしてはボクシングというより不良漫画といったほうがしっくりくるかもしれません。

ですが主人公がボクシングをやっていて、登場キャラクターの名前は実際のボクサーの名前が使われていたり、学校の名前がボクシングジムの名前だったりということでボクシング漫画のイメージが強いようです。

(ちなみに作中でボクシングシーンはほぼありません)

 

主人公の名前は前田日明さんとマイクタイソンさんをもじって前田太尊(たいそん)で、ボクシング世界チャンピオンを目指してボクシングジムに通っています。

ですが得意技はローリングソバットや垂直落下式ブレーンバスターといったプロレス技(この辺りは前田日明の血を色濃く受け継いだのでしょうか)

ボクシング部主将の畑中優太郎とのスパーリングではバックドロップで勝利(なんでやねん)

 

ストーリーとしては東京四天王と呼ばれる4人の不良がメインで進んでいきますが、前述のとおり名前がみんな馴染みのある名前なので、それだけでもボクシングファンからすれば楽しく読めるのではないでしょうか。

タナトス むしけらの拳

この作品に深く関わりがあるのは現在YouTuberとしても人気の元WBAミドル級世界チャンピオンの竹原慎二さんです。

といっても竹原さんがこの漫画を読んでボクシングを始めた、ということではありません。

なんと原案が竹原慎二さんなのです。

 

暴走族のケンカの助っ人としてお金を稼ぐ不良少年リクだが、ある日アマチュアボクサーの棚夫木に一撃で倒されてしまう。

これをきっかけにプロボクサーを目指し始めた青年リク。

対してプロデビュー直前に脳の病気が見つかり引退宣告をされた棚夫木。

この2人の人生を描いた作品です。

 

ちなみにタナトスは『攻撃本能』という意味。

 

2011年には実写映画化もされています。

戦え!コウキくん

この漫画に深いかかわりがあるのはあの井上尚弥選手です。

ですがこの漫画の発売は2021年なのでボクシングを始めたきっかけになったわけではありませんし、原案を出したというわけでもありません。

なんとこの漫画の作者井上浩樹さんは井上尚弥選手の実の従兄弟なのです!

 

この漫画の内容は作者の井上浩樹さん・井上尚弥選手・弟の井上選手の実話、日常を描いたものとなっております。

4コマ形式のお話をSNSに載せていて、それが人気となり書籍化されました。

リング上の姿とは少し違うほのぼのエピソードが盛りだくさんですよ。

 

ちなみに作者の浩樹さんは元々漫画家だったのかとおもいきや、第41代日本スーパーライト級王者・元WBOアジアパシフィックスーパーライト級王者というすごいプロボクサーでした…。

井上家の遺伝子どうなってんねん!!!

さらにこの井上浩樹さんのことを詳しく調べてみると『アニメが好きで試合の入場曲にアニソンを使ったこともある』ほうほう?

『ボクシングで稼いだお金はすべてアニメ・漫画・ゲームに使う』めっちゃおもろいやん!

俄然この方に興味が出てきました。

戦績は16戦15勝1敗で2020年に引退しています。当時28歳。

日本王座をかけた2度目の防衛戦で負傷TKO負けを喫し王座から陥落。それとともに引退となりました。

1敗しただけなら年齢的にもまだ活躍できそうなのにな~、って感じもしますよね。

引退を決意した理由としては「負けても悔しさが全然湧いてこなかったから」と語っています。

 

そういえば井上尚弥選手が2020年にラスベガスで試合をした際、ご時世もあって満足な練習環境を確保できませんでした。

そのため井上家が家族ぐるみで井上尚弥選手をサポートしたというエピソードがありましたが、お父さんはトレーナーで弟もアジアチャンピオンで従兄弟もアジアチャンピオン…なるほど井上尚弥選手の周りにはこんなにも心強いサポーターがいたんですね。

どついたるねん

こちらは浪速のロッキーこと赤井英和さんの自伝を元に描かれた作品です。

この作品は漫画よりも映画の方が有名かもしれません。

 

映画が公開されたのは1989年。

当時ほとんど俳優経験の無かった赤井英和さんが主演を務め、監督はこの作品が監督デビューの阪本順治さん。

2人ともほとんど実績がなかったということもあり、公開当初は映画館での上映もできませんでした。

しかし特設テントにて上映を開始すると、口コミでどんどん評判は広がっていき、ブルーリボン賞も受賞しました。

 

この作品をきっかけに赤井さんはテレビドラマで主演を務めるなど俳優として活躍し、最近だと『半沢直樹』にも出演。

監督の阪本さんはその後『亡国のイージス』や『座頭市 THE LAST』などの作品でも監督を務めました。

ちなみに阪本さんはこの『どついたるねん』以外にもボクサーと関わりが深く、辰吉丈一郎さんの映画なども制作しています。

1995年に『BOXER JOE』というモキュメンタリー映画を製作。

※モキュメンタリーとはフィクションをドキュメンタリー映像のように演出する表現方法のこと

この『BOXER JOE』という映画をきっかけに阪本さんは辰吉さんの人間性に惹かれ2016年に『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』を公開。

この作品は辰吉さんが引退するまでの20年間を取材し続けた超大作となりました。

 

 

話がそれてしまいました。

『どついたるねん』は自伝出版⇒映画化⇒漫画化という流れだったということです。

しかしこの漫画の主人公、あんまり赤井さんに似てない気が…笑。

あとがき

いかがでしたでしょうか?

ボクシング漫画は全部で100冊以上もあるそうですよ。

ですが有名な漫画は『ボクシング漫画』というより『ボクシング要素もあるけどメインは違うストーリー』といったものが多いですかね。

『刃牙』シリーズのように『格闘技漫画』という分類ならもっと数は多くなりそうです。

 

当クラブの会員様とお話していてもボクシングを始めたきっかけを聞くと「ボクシング漫画を読んで実際にやってみたいと思って」という方はけっこう多いですね。

『スラムダンク』を読んでバスケットボールを始める人が増えたり、『キャプテン翼』を読んでサッカーを始める人が増えたように、漫画にはすごい力があるのですね。