ボクシングの頭突きやローブローについて

ボクシングで頭突きなどの行為、やってはいけないことがあります。

これを繰り返すと減点か最悪の場合反則負けとなってしまいます。

 

【ローブロー】

テレビを観ていると男性の下腹部に攻撃が当たったときにローブローと言うイメージですが、正確にはベルトラインより下への攻撃はすべてローブローとなります。

つまり太ももや膝に向かって攻撃をした場合もローブローということですね。

 

【バッティング】

頭が相手に当たってしまった場合によく使われる、いわゆる頭突き。

頭だけでなく肩や肘、膝が当たるのも反則となる。

頭が目に当たるとまぶたが切れてしまいやすく、出血が止まらなければドクターストップとなってしまいます。

ちなみにその際の試合判定ですが、出血が有効打によるものならTKO、バッティングなど反則によるものの場合は試合の前半ならドロー・後半なら判定決着となります。

ただしバッティングが偶然ではなく悪質なものと判断された場合は反則負けとなることもあります。

 

他にもサミング(目つぶし)や後頭部への攻撃、タックルや投げは禁止など細かい反則はいろいろありますが、故意でなくとも偶然起こることも多いのは上記の2つでしょうか。

正々堂々、スポーツマンシップにのっとって戦いましょう!

バレなければ反則じゃない?

どんな反則もレフェリーが気付かなければ反則にはなりません。

ダーティボクシングという言葉があります。

ダーティは汚いという意味なので文字通り汚いボクシングという意味ですね。

例えばバッティング、いわゆる頭突きですね。

これは偶然起こることも多いので故意とみなされなければ反則にはなりません。

相手の懐に飛び込むようにみせかけて相手の顔面に頭突きを…そんな行為もあります。

 

他には相手にパンチする瞬間に相手の靴をわざと踏んでバランスを崩させるといったものもあります。

相手にパンチが当たったうえでバランスを崩させこかせることができればダウンとなります。

 

このように反則スレスレの行為を普段から行うボクサーもいますがオススメはしません。

レフェリーに見抜かれて反則をとられることももちろんありますし、試合に勝ったとしても相手陣営にいい印象は与えませんよね。

 

あの有名なマイク・タイソン選手の耳噛み事件も発端は相手のホリフィールド選手のバッティングでした。

度重なるバッティングにタイソン選手ブチギレ…という流れですね。

これが故意のバッティングだとは言いませんが、やりすぎると思わぬ事態になるかもしれないということですね…。