ボクシングのおやじファイトって何?

ボクシングのスパーリング大会おやじファイト

「ザ・おやじファイト」というボクシングの大会を聞いた事があるだろうか?

その名の通りおやじが戦う大会である。

出場資格は30歳以上のボクシング経験者であれば誰でも参加が可能(現役プロボクサーは不可)

個人的には30歳はおやじなのか?と思わなくもないが、それだけ需要があるということだろう(最初は35歳以上だったらしい)

 

オープンフェイスタイプのヘッドギアを着用し、フライ級からミドル級までは14オンス、ライトヘビー級以上は16オンスのグローブを着用して2分3ラウンド行う。

このあたりのルールは練習でスパーリングを行うのと同じような感じではあるが、筆者がおやじファイトを観戦しに行った際はわりとダウンも多かった印象。

というのもプロボクシングでは基本的にパンチが当たって倒れたらダウンという扱いだが、おやじファイトではクリーンヒットが入った時点でダウン扱いとなる場合が多い。

あくまでアマチュアの大会で、おやじファイトの名の通り年齢層も高め、ダメージのせいで私生活や仕事に影響が出てしまわないようにという配慮であろう。

 

プロのライセンスを取る・プロで試合を行う、といった場合には年齢制限があるが、おやじファイトにはそれがない。

そのため参加資格が緩めのおやじファイトはアマチュアの方にとって目標にしやすい大会である。

実際に当クラブの会員様でも、おやじファイト出場を目標に入会される方や、最初は運動不足解消が目的だったがどんどんボクシングにハマっていって実戦に興味が沸きおやじファイトを目標にするようになったという方もいる。

プロボクサーになるためにプロテストを受けるにはJBC加盟ジムに所属している必要があるが、おやじファイトでは問題ない。

そのためフィットネス系のボクシングジムやキックボクシングジムに通っているといった方でも参加できる。

その敷居の低さも魅力だ。

 

 

「誰でも参加OKとはいっても、相手がめちゃくちゃ上手い人だったらボコボコにされるんじゃないか」「相手が自分よりもひと回り以上年下だったり全然違う階級だったらどうしよう」なんて心配もあるかもしれませんがご安心を。

まず出場エントリーする際にご自身の年齢・身長・体重・ボクシング歴といったところを主催者側に伝え、その後主催者側が他の出場者の中からちょうど良さそうな相手をマッチングしてくれる。

ピッタリな相手がいない場合に関しても、「少し体重が軽い代わりにボクシング歴は君より長い子ならいるんだが、どうする?」といった感じで確認をしてくれるのでそれを聞いて判断すればよい。

 

おやじファイトのルール

興味が出てきた人のためにおやじファイトのルールを説明しておこう。

 

◎おやじファイトの出場資格

1.30歳以上の健康な男性であること。

2.ボクシング経験者かジム練習生であること。

3.日頃の生活習慣や健康管理ができている方

 

◎おやじファイトの年齢カテゴリー分け

R30、R40、R50、R60と年代別でカテゴリーが分かれている。

またプロボクシングA級のボクサーやトッアマチュア選手が出場できるOFB、同年代で同階級のマッチメイクが出来なかった場合のためのRFというカテゴリーも存在する。

 

◎ボクシングルール

ボクシンググローブはミドル級以下は14オンス、ライトヘビー級以上は16オンスとする。

1ラウンド2分間の最大3ラウンドでインターバルは1分。

他は基本的に皆さんが想像するボクシングのルールと大きくは変わらないが、「相手を見下す声援やヤジは減点対象」であるなどスポーツマンシップにのっとった気持ちのいいルールも存在する。

 

◎参加費

参加費は30,000円だが定価4,500円の観戦チケットを10枚もらえる。

これをさばけばむしろプラスでファイトマネーがもらえる計算なので良心的だろう。

チケットを身近な人に販売するのか、あるいは無料でプレゼントするのかは本人次第であるが。

 

 

なにごとも成長するためには必ず目標はあったほうがいい。

おやじファイトは全国各地で開催されている。

ぜひ一度おやじファイトを目標にがんばってみてはいかがだろうか。

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コメント: 1
  • #1

    三矢修士 (月曜日, 05 6月 2023 16:53)

    北海道で実質的に出場するには、どうしたらいいですか?