ボクシングはコンタクトをしてもできる?

ボクシングにコンタクト

ボクシングはコンタクトをしてもできるのでしょうか?

ボクシングに興味があるけど視力がよくないのが不安、という人は多いと思います。

そんな疑問にお答えしていきます。

 

一口にボクシングをするといっても運動不足解消が目的の人もいれば、試合に出たい・プロボクサーになりたいといった人もいると思います。

そのため、それぞれの目的に合わせて解説していきますね。

練習内容によってはコンタクトをしても大丈夫

まず普段の練習ですが、練習内容によってはコンタクトをしても大丈夫です。

どういうことかというと、自分の顔面にパンチをもらうことがない練習なら大丈夫ということです。

例えばシャドーボクシングやミット打ち、サンドバッグ打ちなどですね。

 

つまり、運動不足解消やダイエットを目的にしている場合はコンタクトを着けていても問題ないということですね。

そういった方は殴られるような練習メニューはやらないでしょうから。

 

 

反対にマスボクシングやスパーリングなどの実戦練習ではあまりおすすめしません。

目の付近にパンチをもらった衝撃でコンタクトレンズがズレたり吹っ飛んでしまうことなんてザラにあります。

いきなり景色が変わってしまうと対応するのは難しいですし、片方だけ取れたりすると非常に見づらくなってしまいます。

 

 

また、もしコンタクトレンズを着用するとしてもハードレンズのコンタクトではなくソフトレンズのコンタクトにしましょう。

ハードレンズのコンタクトの場合パンチをもらって割れてしまったりすると非常に危険です。

パンチをもらわなくてもハードレンズのコンタクトはソフトレンズのコンタクトと比べて激しい運動をした際にズレやすいというデメリットもあります。

 

あと、コンタクトはワンデイタイプのものがいいでしょうね。

2ウィークタイプのコンタクトが吹っ飛んで無くなってしまうとなかなかショックでしょうから…。

メガネはダメ?

メガネ着用でおこなえる練習はやはり対人ではない練習に限られます。

スパーリングなどの対人練習でメガネOKのボクシングジムはおそらく存在しないでしょう。

これは想像していただくと分かると思いますがメガネをかけた状態で顔面にパンチされると危なすぎますよね。

ボクシングに限らずキックボクシングや総合格闘技など、格闘技全般でメガネは使えないと思っていただいて問題ないでしょう。

ボクシングの試合でコンタクトは?

ここまで練習においてのお話をしましたが、ボクシングの試合でコンタクトはどうなのでしょうか?

 

日本のプロボクシングを取り締まるJBC(日本ボクシングコミッション)では公式ルールでコンタクトレンズの着用を禁止しています。

コンタクトをつけて試合に出場しているのが発覚した場合は失格負けとなります。

 

試合でコンタクトの着用が禁止なら、練習でもコンタクトは着けないほうがいい気がしますね。

練習でよく見えていたとしても本番の試合では見え方が変わってしまうわけですから。

それなら日頃から試合と同じ環境・状態で練習していたほうが、違和感なく試合に臨めるでしょう。

 

ちなみにアマチュアボクシングではソフトタイプに限りコンタクトの着用が認められているようです。

 

視力に関する規定はある?

JBCのプロボクサーライセンスに関しての規則を確認すると、プロテスト時に視力検査があることは記されていますが、視力がいくつ以上ないといけないといった記載はありません。

そのため最終的にはボクシングをおこなうことが可能なのか?危険ではないか?といったところでの判断となるのでしょう。

 

私自身、まわりで「視力が原因でプロテストに落ちた」という話は聞いたことがありません。

ですがもしかしたら視力に不安がある場合は、そもそもプロテストを受ける前に所属するボクシングジムからストップがかかるのかもしれません。

ボクシングジムの会長から許可が出なければプロテストを受けることはできませんからね。

 

プロボクサーライセンスを更新する際にも視力検査はありますが、それで更新できなかったという話も聞いたことがありません。

(網膜剥離などの異常が見つかった場合は別ですが)

 

プロボクサーになる方法を解説

ボクシングにおいて視力が悪いと不利?

視力が悪いことがボクシングに不利に働くなら、なるほどコンタクトを着用したくなる気持ちもわからなくもありません。

ですが意外にそこまで影響はありません。

というのも視力と動体視力は別物です。

視力検査で測るのは静止視力といって止まっているものを正確に見る能力です。

ボクシングで必要なのは動いているものを識別する動体視力です。

 

視力が悪くても強いことで有名なのは総合格闘家の青木真也選手ですね。

視力は0.1に満たないそうです。

視力を回復させるレーシック手術にも興味はあるそうですがリスクも考えると…ということみたいですね。

リスクに関しては次の欄で説明していきます。

視力を回復する方法は?

視力はそこまで影響ないといっても、もちろん悪いよりは良いにこしたことはないでしょう。

また、極端に数値が悪いとプロテストを受けることができない可能性もあります。

では視力を回復させる方法はあるのでしょうか?

一般的に有名なのはレーシック手術ですね。

ですがレーシック手術もいくつかデメリットがあって例えば「角膜を削るので違和感が出ても元に戻せない」「光が極端に眩しく見えてしまうことがある」といったものがあります。

 

ボクシングにオススメと言われているのはオルソケラトロジーです。

オルソケラトロジーは特殊なハードコンタクトを就寝中に着用して視力を回復させていくというものです。

日中の起きている間は裸眼で生活してもいいため、ボクシングも問題なくおこなうことができます。

手術も不要なので、角膜を削るといったことに抵抗がある人にもオススメです。

実際に元々極端に目が悪かったがこのオルソケラトロジーで視力が回復することでプロテストを受けることができた、という方もいらっしゃるそうですよ。

あとがき

ちなみにですがコンタクトやメガネに関してはボクシングジムによって独自のルールがあることがあります。

練習内容に関わらずコンタクトやメガネは禁止といった場合も考えられますので、実際に通うボクシングジムに直接問い合わせてみるのが確実でしょう。

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