プロボクサーになるには何をしたらいいのかを解説します。
プロスポーツ選手というと、例えば野球やサッカーだとアマチュアで実績を残すことでプロのチームから「君と契約金〇〇万円で契約したい。年俸は〇〇万円だ。」といった感じでオファーを受けて契約します(厳密には野球とサッカーではシステムが違いますがここではおおざっぱに説明しています)
ですがボクシングの場合は違います。
基本的にはプロテストというボクシングのプロになるためのテストに合格することでプロボクサーになることができます。
プロテストはJBC(日本プロボクシングコミッション)が主催しています。
このJBCが日本のプロボクシングを統括しています。
プロテストを受ける条件は以下のとおり。
1.満16歳から満34歳までの男女
2.コミッションドクターによる健康診断に合格した者
3.ボクシング協会加盟ジムに所属している者
ここで重要なのが3番
ボクシング協会加盟ジムに所属していなければプロテストを受けることができません。
つまり自分の通うジムが非加盟のジムだったり、あるいはジムに所属せずに個人でボクシングをしていたりという場合は、仮に世界チャンピオンクラスの強さがあったとしてもプロテストを受ける事はできないのです。
プロテストの開催時期は不定期となっておりますが、毎月のように行われているようです。
プロテストの内容は?
ではプロボクサーになるための実際のプロテストの内容ですが、筆記テストと実技テストが行われます。
筆記テストは簡単でボクシングをやっていれば分かるようなもの。実質実技テストで決まるような形になります。
実技テストの内容は2Rのボクシングのスパーリングを行います。
1R2分30秒でインターバルは30秒です。
このスパーリングは勝てば合格というわけではなく、しっかりワンツー攻撃が出来ているか、ディフェンスができているかといった実力の判断で合否が決まります。
そのため2人とも合格することもあれば、2人とも不合格ということもあります。
プロテストの合格率は高めで、合格率90%を超える事もあるそうです。
しかしこれはテストが簡単ということではなく、合格できそうな実力がなければそもそも所属のボクシングジムからGOサインがでないということが背景にあります。
実際にプロボクサーになるまでの流れとしては、まずボクシング協会加盟ジムに入会。
練習して実力をつけ、ボクシングジムのトレーナーから「〇月〇日にプロテストがあるんだが出てみないか?」
と声をかけてもらいプロテストに参加。合格してプロボクサーになる。というのが一般的です。
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