ボクシングと『コーディネーショントレーニング』で子どもの運動神経が鍛えられます。
コーディショントレーニングは基本となる7つの要素から構成されており、これらをコーディネーション能力と呼んでいます。
コーディネーション能力は、状況を目や耳など五感で察知し、それを頭で判断し具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズの行う能力です。
スポーツなどで「あの人は身のこなしがうまい」「状況判断がいい」「ボールさばきがうまい」と表現されたり、
子どもにおいては「バランスをとるのがうまい」「リズム感がある」と表現されることがあります。
このようないわゆる運動神経が良いと言われる動きに隠されているのがコーディネーション能力であり、
この能力を高めるためのトレーニングがコーディネーショントレーニングなのです。
①リズム能力
目や耳からの情報を動きによって表現するマネッコ能力。
イメージとして持っている動きのリズムを実現化する。
②バランス能力
全身の崩れたバランス体制を素早く立て直す。
③連結能力
力加減やスピード調整によって動きをスムーズにする。
④反応能力
合図を素早く察知し正確な対応動作を可能にする。
⑤変換能力
急に違う動きをしないといけないときの素早い切り替え。
反応能力・定位能力と密接な関係にある。
⑥定位能力
決められた場所や動きている相手・ボールなどと距離感を測り
動きの変化を調節する(空間把握能力)
⑦識別能力
ボールや手先の細かい作業を精密に行う。
①リンパ系型
免疫力を向上させるリンパ組織の発達。
②神経系型
神経系の発達。運動神経など。
③一般型
身長・体重・胸腹部臓器の発達。
④生殖器
男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮などの発達
このグラフを見て頂くと神経系つまり運動神経等の発達は12-15歳ぐらいで止まることが分かります。つまりそれまでの過ごし方で神経系の発達は決まります。
『プレ・ゴールデンエイジ』5~8歳
神経系の発達が著しく運動能力の基礎が出来上がる時期。
この時期の子どもは体で覚えるために大ざっぱでよいので
多種多様な経験を積ませることが大切です。
トップアスリートのほとんどがこの時期に多種多様な運動を経験しています。
『ゴールデンエイジ』9~12歳
運動系の発達の中でのクライマックス。
新しい運動経過をすばやく把握して習得することや
多様な条件に対してうまく適用する運動系の能力を指します。
この時期に著しい発達をするためには「プレ・ゴールデンエイジ」の過ごし方が重要になります。