マスボクシングという用語をご存知でしょうか?
スパーリングを知っている方も多いと思いますが、ボクシングジムでは基本的にマスボクシングをすることが多いです。
実戦形式の練習経験がない方もいきなりスパーリングではなくまずはこのマスボクシングから始めていきます。
マスボクシングの具体的な内容としては、2人で向き合ってお互いのパンチの距離が当たらない位置で実践の試合をイメージして寸止めでパンチを打ちあうものになります。
寸止めなので実際に殴られることはありません。
逆にうっかり殴ってしまわないようにしっかりと距離感をつかみましょう。
ミット打ちやシャドーボクシングなどに比べて、相手がいることで集中力が増し攻防の緊張感がありとても良い練習方法です。
普通の汗とはちょっと違う汗がかけますよ。
マスボクシングのバリエーションとしては、『ちょい当て』ぐらいで行うパターンもあります。
思い切り殴りはしませんが、軽く当たるぐらいのパンチはオーケーという感じです。
通常のマスボクシングとスパーリングの中間のような感じですね。
実戦練習をしたいけど思い切り殴られるのは怖いなといった方にもおすすめです。
スパーリングと同じようにマウスピースとヘッドギアを着用します。
また、選手ではなくフィットネス目的でボクシングをやっている方にもマスボクシングをおすすめします。
ボクシングに集中して行うことで全身の筋力が使われて、ものの2~3分で汗が止まらなくなるでしょう!
マスボクシングのコツ
・ボクシング初心者の場合、攻撃することばかりに気をとられてしまいがちですが、ディフェンス無くしてボクシングは成り立ちません。
相手の動きをよく見てパンチに反応してガードやかわす練習をします。
悪い例として相手のパンチが顔面に飛んできても知らんぷりで自分の攻撃しかしない人がいます。
一見自分が攻撃し続けて圧倒しているような感じになるかもしれません。
ですがこれではディフェンスの上達に繋がらないので、実際にパンチを当てるスパーリングや試合ではボッコボコにされてしまいます。
相手の攻撃は自分の身体まで届いているものとしてマスボクシングを行いましょう。
・攻撃の際は単発で終わらずに、ミット打ちなどで行った色んなコンビネーションを試してみましょう。
マスボクシングは寸止めといってもパンチスピードまでゆっくりにする必要はありません。
当たらない距離感をしっかりと見極めて素早いコンビネーションを繰り出していきましょう。
・同じ人とばかりではなく色々な相手とすることでスタイルや間合いなどが異なりますので対応能力が上がり技術が向上します。
マスボクシングは実際にパンチを当てるわけではありませんので身長差・体重差がある相手でも安全に行うことができます。
まとめ
マスボクシングをすると飛躍的にボクシング技術が上達します。
実戦練習をすることでダイエットやシェイプアップに効果があります。
ボクシングトレーニングにある程度慣れてきたら是非マスボクシングにチャレンジしてみてください。
余談ですが、マスボクシングの大会も行われているそうですよ。
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