最高身長最重量ボクサー

最高身長で最重量のボクサー

これまでの歴代で最高身長のボクサー最重量のボクサーは誰かご存知でしょうか?

 

ボクシングには身長に制限はありませんが体重は階級が存在するため、同じ階級だとある程度身長も近くなります。

しかしどの階級も「〇〇kg以下」という制限があるのに対して「90.719kg以上」と唯一体重に制限がないのが無差別級とも言われるヘビー級です。

つまり91kgのボクサーと120kgのボクサーが戦ったりする訳です。軽量級なら何階級違うねんという体重差ですね。

他の階級ではこんな体重差で試合をすることはあり得ないんですが、重量の制限がないヘビー級ではあり得てしまうということです。

 

ではそんなヘビー級でこれまでで一番デカかったボクサーは誰なのでしょう?

答えはロシアのプロボクサー、ニコライ・ワルーエフさんです。

ワルーエフさんは歴代最高身長かつ歴代最重量だと言われていて、身長は213cm、体重は148kgあったそうです。めちゃくちゃデカいですね。

ちなみに当時対戦したモンテ・バレットさんは身長191cm、体重100kgとけして小さいわけではないのですが2人が並ぶとすごい差が。体重48kg差といえば小柄な女性1人分ですからね、意味わかんないですね。

ボクシング史上最高の体重差試合は諸説あるそうですがいずれもそのうちの1人はワルーエフさんです。

 

そんな最高身長最重量ボクサーのワルーエフさんの情報をもう少し深掘りしてみましょう。

小さいころから身長が高かったそうで、12歳のときにはすでに193cmあり、18歳で206cmにまで成長。

おそらく学年でも常に最高身長で最重量だったことでしょう。

公式の身長は213cmですが、とある試合の際の計測では218cmあったという噂も。

2005年に王者に輝きますが、これはロシア人初のヘビー級世界チャンピオンでした。

ちなみに両親は身長163cmだそうで、親族では祖母が大柄だったそう。

両親の身長が低くて嘆いている皆さんも、おじいちゃんおばあちゃんの身長が高ければチャンスがあるかもしれません!

 

最近はヘビー級というと100kg以上あるのが普通ですが、100年前までさかのぼると体重80kgぐらいが普通だったのだとか。

そこから食文化の変化などもあり徐々に巨大化していったようですね。

 

ちなみにアマチュアボクサーの最高身長最重量の選手は誰なんだろう?と思ったのですが、これといった情報は出てこず。

まあ、ワルーエフさんがプロボクサーになる前にアマチュアボクサーだった時期があったならそれが最高身長最重量でしょうか。

女子の最高身長最重量のボクサーも調べてみたのですがこれも特に情報はなく。

現在女子のヘビー級王者は空位となっています。

ちなみに現役女子王者ではクルーザー級も空位となっていて、その次のライトヘビー級の王座をニュージーランドのジオバナ・ペレス選手が保持しています。

 

 

また、ヘビー級ではないのですがスーパーウェルター級の最高身長選手が今話題になっています。

身長180cmほどのボクサーが多いスーパーウェルター級においてセバスチャン・フンドラ選手はなんと身長198cm。

まだ若く、タイトルマッチまではいっていませんが無敗で今後が楽しみなボクサーの一人です。

キックボクシングの最高身長最重量ボクサーは?

上記のニコライ・ワルーエフさんはボクシングの最高身長最重量選手。

ではキックボクシングの場合はどうでしょう?

 

これは皆さんご存知のこの方、コリアンモンスターの異名を持ったチェ・ホンマンさんです。

身長は218cm160kg…あっ、チェ・ホンマンさんの方が身長も体重も上なんですね。

ちなみに同時期に活躍したセーム・シュルトさんは212cmの130kgなので、この2人の試合はほんとに想像できないスケールだったんですね。

 

チェ・ホンマンさんは主にキックボクシングで活躍。

格闘技術を評価されるということはあまりありませんでしたが、最高身長最重量の体格を活かして数々の勝利を収めました。

こう言ってはなんですが体格差による有利不利を最も体現していた選手かもしれません。

引退後はドラマ『怪物くん』にてフランケン役でレギュラー出演するなど日本での活躍が目立ちますね。

現在も日本に住んでいらっしゃるというお話も聞きます。

 

チェ・ホンマンさんの試合を観ていると対戦相手の選手がとても小さく見えましたが、あらためて調べてみるとどの選手も190cm越えの選手ばかり。

身長165の僕がここに入ったら…ほんとに大人と子どもでしょうね(笑)

最高身長最重量キックボクサーが総合格闘技をしたら

ボクシングやキックボクシングのようないわゆる『立ち技格闘技』では身長差があると身長が高い方が有利です。

身長が高い人のパンチは上から振り下ろすような軌道になるので威力が増し、反対に身長が低い人のパンチは相手の顔面に届きません。

そのため相手より身長が高ければそれだけで有利なのです。

だからみんな減量をして体重を落とそうとするわけですね。

ヘビー級においては無理して体重を落とすことに意味はないので、ナチュラルに最高身長最重量のボクサーが有利ということになります。

 

ですがこのような立ち技格闘技ではなく寝技もアリの総合格闘技ならこの最高身長最重量が関係なくなることがあります。

総合格闘技にて前述のチェ・ホンマンさん218cm148kg(試合時のデータ)対ミノワマンさん175cm87kgというものすごい体格差の対戦カードが組まれたことがあります。

最初に体重差48kg差がボクシングにおいて最も体重差があった試合だと紹介しましたが、この試合はなんと61kg差…。

「そんなん試合にならんだろ!」という体格差なのですが、この試合なんとミノワマンさんがチェ・ホンマンさんからギブアップを奪い勝利したのです。

びっくりですよね?

おそらく立ち技勝負ならミノワマンさんに勝ち目はなかったでしょう。

最高身長最重量を活かした攻撃に上から殴られるがままだったと思います。

実際この試合もスタンディング状態ではチェ・ホンマンさん有利でした。

しかし一発、ミノワマンさんのオーバーハンドのパンチがチェ・ホンマンさんの顔面にヒットします。

注意がパンチに向いたことによりタックルも決まりやすくなります。

そこから寝技に持ち込むと素早い動きでホンマンさんを翻弄し、最後はヒールホールドで一本勝ちを収めました。

立ち状態での有利不利も寝技になれば関係ありません。

漫画などで大柄な敵が小柄な相手の素早い動きについていけず~という展開がありますが、寝技ならそれも実現できるということです。

この試合は格闘技ファンはもちろん、格闘技に興味のない人でも盛り上がれる試合だと思うのでぜひ見てほしいところです。

 

余談ですが、この試合のデータではミノワマンさんは身長175cmとなっていましたがWikipediaでは身長172になっていたので、ほんとはデータ以上に身長差があったのかもしれません。

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