ボクシングのルールについて

ボクシングのルール

ボクシングのルールについて解説していきます。

「テレビでボクシングを放送してたら観るけど、やったことはないし詳しいルールはよくわからない」という方は多いと思います。

今回はそういった方向けにボクシングの基本的なルールを解説していきます。

これを知ってからボクシングを観ると今まで以上に楽しむことができますよ。

ぜひ最後までご覧ください。

 

また、それぞれについてさらに詳しく説明している別記事のリンクも随時貼っていきますので、もっと詳しく知りたいという方はぜひそちらもご覧ください。

ボクシングの基本ルール

世界には様々な格闘技がありますが、そのなかでも世界中で最もルールが一本化されて浸透しているのはボクシングかもしれません。

キックボクシングや総合格闘技は団体ごとに大きくルールが違うということも珍しくありません。

ボクシングも細かいルールの違いはあったりもしますが、大部分は統一されています。

 

また、ボクシングはアマチュアボクシングとプロボクシングがあります。

ラウンド数や判定基準などの違いはありますが基本ルールはかわりません。

当記事ではアマとプロの違いについても解説していきますね。

 

 

ボクシングを一言で簡単に表すとするなら「拳(こぶし)のみで戦う格闘技」です。

 

拳のみなのでもちろんキックはダメですし、肘打ちなども禁止となります。

攻撃手段が制限されているぶん、相手にパンチをクリーンヒットさせるには高度な技術が必要になります。

階級

ボクシングは体重ごとに階級が分けられています。

例えばフライ級は体重50.80kg以下なので、試合前の計量(前日計量が一般的)で50.80kgを下回らないといけません。

数カ月前に試合が決まるときにどの階級で試合をするのかも決まるため、ボクサーは試合が決まったら減量に励むわけですね。

ちなみに現在プロボクシングでは階級は17に分けられています。

17でも多く感じますが、最近WBCで新しくブリッジャー級(90.70kg~101.6kg)という階級があらたに設立されました。

ボクシングの階級について詳しくはコチラ

ラウンド

ボクシングではプロアマ問わず1ラウンド3分でおこないます。

アマチュアボクシングの場合は3ラウンド、プロボクシングの場合は戦う選手のレベルによっても変わります。

世界チャンピオンを争う世界戦では12ラウンドおこないます。

また、小学生や中学生の場合は1ラウンド1分30秒あるいは2分でおこなわれます。

勝敗

試合はKOあるいは判定によって決着します。

 

・KO(ノックアウト)

まずパンチを受けて倒れることをダウン(ノックダウン)と言います。

ダウンして10カウント以内に立ち上がれなかった場合はKO負けとなります。

ただ立ち上がるだけではなくしっかりと『ファイティングポーズ』をとらないといけません。

スタンディングダウンといって、倒れていなくても反撃できずやられっぱなし状態になるとダウンをとられることがあります。

 

・TKO(テクニカルノックアウト)

レフェリーやドクターに試合続行不可能と判断された場合はTKO負けとなります。

例えば出血が止まらなかったり、ダメージが大きくて続行するのが危険と判断されるといった場合です。

他にはボクサー自身がギブアップしたり、セコンドからタオルが投げ込まれた場合などもTKO負けとなります。

昔のボクシングはどちらかが立てなくなるまでやるといった感じでしたが、最近は脳へのダメージなども考えてレフェリーが早めにストップするといったシーンも増えましたね。

 

・判定

KOやTKOにならずにすべてのラウンドが終了した場合は判定決着となります。

格闘技によっては延長ラウンドをおこなう場合もありますが、ボクシングでは基本的に延長はありません。

ボクシングの判定・採点方法について詳しくはコチラ

 

ちなみに判定・採点方法に関して、アマチュアボクシングの場合はダメージを与えたかというよりいかに多くのクリーンヒットを当てたかということが重視されます。

そのためアマチュアボクシングにおいて一撃必殺のパンチを持ったパワーファイターというボクサーは少なく、スピードが速く的確に相手にパンチを当てていくタイプのボクサーが多い傾向にあります。

反則

ボクシングで有効なのは拳による攻撃、そして攻撃していいのはベルト部分より上のみとなります。

つまりキック・肘・頭突きや相手の脚への攻撃などは反則となります。

また、ベルト部分より上でも後頭部や背中への攻撃も禁止です。

意外なところでいうと試合中に喋ったり声を出すのも反則となります。

反則について詳しくはコチラ

プロライセンス

アマチュアボクサーとプロボクサーの違いは強さではなく、プロライセンスを持っているかどうかです。

プロテストに合格することでプロボクサーになれます。

プロでやれるだけの実力があっても「オリンピックで金メダルを獲りたい」などの理由でアマチュアで続ける選手もいます。

村田諒太選手のようにオリンピックで金メダルを獲ってプロ転向後すぐに活躍しているボクサーもいることから、アマチュア=プロより弱いではないことが分かると思います。

このへんは他のスポーツとは少し違う部分かもしれませんね。

ボクシングのプロテストについて詳しくはコチラ

 

先ほどボクシングの試合をなんラウンドおこなうかは選手のレベルによると言いましたが、これはプロボクサーのなかでもC級・B級・A級とあり、このランクによって変わります。

テレビのゴールデンタイムにやっているような世界戦は12ラウンドおこないますが、プロボクサーになりたてだとまずは4ラウンドからです。

プロボクシングのライセンスの種類について

攻撃方法とディフェンス方法

攻撃とディフェンスには様々な技術があります。

テレビでボクシングを観ているだけだとただやりたいように殴り合っているようにしか見えないかもしれません。

ですが実際にはすごく奥の深い攻防が繰り広げられているのです。

パンチの種類

ボクシングのパンチはおおまかにはジャブ・ストレート・フック・アッパー・(ボディ)に分けられます。

これらのパンチを上手に打ち分けて相手にダメージを与えていきます。

単発のパンチだけでなく、ワンツーなどのコンビネーションパンチを使うことで有利に戦うことができます。

 

・ジャブ

構えた前の手(オーソドックスなら左手・サウスポーなら右手)で打つ直線的なパンチです。

 

・ストレート

構えた後ろの手で打つ直線的なパンチです。

 

・フック

相手の側頭部を狙って外から円を描くように打つパンチです。

 

・アッパー

相手のアゴを狙って下から上にかちあげるように打つパンチです。

 

・(ボディ)

相手のお腹を狙って打つパンチです。

ボディブローのほかにボディへのストレートなど、お腹を狙うパンチ全般を指してボディと言われることが多いです。

 

ボクシングのパンチについて詳しくはコチラ

ディフェンスの種類

パンチに関しては、シャドーボクシング・ミット打ち・サンドバッグ打ちといった練習をこなすうちに自然にうまくなる人が多いです。

ですがディフェンスに関しては自分でしっかりとディフェンスを意識して練習しないとなかなか身につきません。

基本的なディフェンス方法を紹介します。

 

・パーリング

相手のパンチをはじく(軌道を逸らせる)やり方です。

ジャブやストレートなどの直線的なパンチに対して有効です。

相手のパンチをはじいてすかさずこちらからパンチを出していきます。

ボクシングのパーリングについて詳しくはコチラ

 

・ブロッキング

しっかりとガードを固めて自分の肩から先(肩・腕・手)を使って防ぎます。

避ける動きと比べてパンチの衝撃は伝わってしまいますが、直接顔やボディを殴られるわけではないのでダメージを最小限に抑えることができます。

上記のパーリングや次に話すダッキング・ウィービングなどは相手のパンチを見切って対処するのが基本です。

ブロッキングならとりあえずガードを固めるだけである程度の効果は期待できます。

 

・ダッキング

上体をアヒルのように前に倒して相手のパンチをかわします。

主にストレート系のパンチに対して有効です。

避けると同時に相手の懐に潜り込むことができるのでそこからボディへのパンチに繋げると効果的です。

自分よりリーチの長い相手などに使えると有効です。

 

・スウェーバック

ダッキングとは逆に身体を後ろに反らすようにかわします。

そこからストレートなどのパンチに繋げることもできます。

ただ、身体を極端に後ろに倒しすぎると反撃に繋げられないし、むしろ相手の更なる追撃に対処できません。

できるだけ最小限の動きでかわすのがポイントです。

略してスウェーと呼ばれることが多いです。

 

・ウィービング

頭でUの字を描くように動いてパンチをかわします。

主にフック系のパンチをかわすのに有効です。

ウェービングと言われることもあります。

ボクシングのダッキングやウィービングについて詳しくはコチラ

 

・スリッピングアウェー

相手のパンチに対して顔を背けるように首を振ります。

よけるというよりは、ダメージを軽減するのが目的です。

ただ、あくまで顔面にパンチは当たるので判定決着になった際は不利になってしまいます。